Admix(アドミックス)はゲーム空間の看板やポスターに広告を表示する「In-Play」を2020〜2021年に広げた英国ロンドンの企業で、2021年のシリーズBではコロプラ系のCVCも出資しました。ただし2026年11月時点で旧Admixの運営法人は英国登記で強制抹消の手続き中で、日本の広告主が同じ形式の広告を出すなら、国内の在庫を持つ事業者を選ぶほうが現実的です。

2021年のシリーズB 2,500万ドル

Admixが本社を置く英国ロンドンのテムズ川とビッグ・ベン
Admixの本社がある英国ロンドン(イメージ。写真: Unsplash)

2021年10月26日、米TechCrunchはAdmixがシリーズBで2,500万ドルを調達したと報じました(TechCrunch、2021年10月26日)。記事に書かれた主な事実は次のとおりです。

項目

内容

調達額

2,500万ドル

共同リード

Elefund、DIP Capital

参加投資家

Force Over Mass、Notion Capital、Speedinvest、Rocket Capital、Colopl Next、Sure Valley Ventures、Sidedoor Ventures、Kuvi Capital(グロース投資家)、ゲーム業界のエンジェル投資家

累計調達額

3,700万ドル(報道値。会社の公式発表は確認できていない)

資金の用途

In-Playの拡大と、メタバースなど新しいプラットフォームへの対応

当時の実績

連携ゲーム300本超、過去2年で数百の広告主と取引、広告主の約90%がセルフオンボーディング

参加投資家のColopl Nextは株式会社コロプラ系のCVCです。日本のゲーム会社の系列ファンドが海外のゲーム内広告スタートアップに出資した例になります。

CEOのSamuel Huber氏は同記事で「インターネットは新しい段階、つまりWeb 3.0、あるいはメタバースに入りつつあると見ている」「Admixは、クリエイターが自分のコンテンツを最良の形で収益化するための重要なインフラを築いている」と述べています。

Admixとはどんな会社か

Admixのロゴ(青紫のシンボルマークと「admix」の文字)
出典: Admix(admixplay.com / © W Media Ltd)(

会社の基本情報

項目

内容

ブランド名

Admix

運営法人

WAM Group Ltd(英国、会社番号 09610269)。登記に「Wam Group Ltd T/a Admix」(Admixの名称で事業を行う法人)と記載がある

法人設立

2015年5月27日(Admixブランドの開始年は公表資料で確認できていない)

本社

英国ロンドン。登記上の事業所は2018年にOld Street、2020年にFarringdon Roadへ移っている

業種コード

SIC 62012(ソフトウェア開発)

共同創業者

Samuel Huber(CEO。以前はインディーゲームスタジオを経営)、Joe Bachle-Morris(COO。広告代理店業界の出身)

従業員規模

公表資料で確認できず

出典: TechCrunch(2020年6月17日)、英国Companies House

創業者の2人はゲーム開発と広告代理店という、広告ネットワークの供給側と需要側それぞれの出身です。登記上、Huber氏は2015年の法人設立時から取締役で、Bachle-Morris氏は2019年4月に取締役に就き、2023年6月に退任しています。

In-Playの仕組み

In-Play(インプレイ)はゲーム空間の中にある看板、ポスター、3Dスペースに広告を表示するプロダクトです。プレイを止めずに視界に入る形式で、Admixは「非侵入型」と説明していました。

広告が表示されるまでの流れは次のとおりです(TechCrunch、2020年6月17日)。

  1. ゲーム開発者が、ゲームエンジンのUnity(ユニティ)またはUnreal Engine(アンリアル・エンジン)向けのSDKを組み込む
  2. 開発者がゲーム内の看板やポスター、3Dスペースを広告枠として組み込む
  3. 広告主は代理店を通さず、プログラマティック(自動入札)でその枠を買う
  4. プレイ中、ゲーム内の看板などに広告が表示される

Huber氏はシリーズBの際、データを使って適切なゲームの適切なユーザーに適切なタイミングで広告を自動で届けること、ネットワーク効果が参入障壁になることを説明しています。SDKで枠を作り、入札で埋める仕組みの基本は、広告ゲームの仕組みの記事でも解説しています。

In-Playで広告が表示されるまでの4ステップの図解(SDK組み込み、看板の広告枠化、自動入札、プレイ中の表示)
TechCrunch(2020年6月17日)の記述をもとに編集部作成

2021年時点の対応領域はゲーム、eスポーツ、VR、ARとされていました。2021年5月にはモバイルゲーム『Reality Clash』で、AR空間に広告を出すIn-Playを提供したとExchangeWireが報じています(本稿では報道本文を確認できていません)。

ゲーム内広告にはこの看板型のほか、画面を切り替えるときの全画面広告や、動画を見ると報酬がもらえるリワード広告などがあります。分類の全体像はゲーム広告の種類一覧にまとめています。

インベントリと広告主の規模

時点

在庫(供給側)

広告主(需要側)

出典

2020年6月

開発者200超

毎月500超の広告主のキャンペーンを配信

TechCrunch 2020-06-17

2021年10月

連携ゲーム300本超

過去2年で数百の広告主。約90%がセルフオンボーディング

TechCrunch 2021-10-26

広告主の約90%が自分で登録して出稿していたという数字からは、Admixが代理店を介さずに広告主が自分で申し込める仕組みを前面に出していたことが分かります。In-Playの対応プラットフォームの詳細や計測パートナー(第三者の視認性計測ベンダーなど)、接続していたDSP・SSPの名前は、確認できた公表資料には書かれていません。

投資家とパートナー

主な投資家はForce Over Mass、Notion Capital、Speedinvest、シリーズBで共同リードを務めたElefundとDIP Capital、日本のColopl Nextなどです。個人では、元Dentsu Aegis幹部のNigel Morris氏と元Zynga COOのMarcus Segal氏が名を連ねています。

登記を見ると、投資家側の人物も取締役に入っていました。Lucas Stoops氏(2020年4月就任)、Nigel Morris氏(2021年1月就任)、TechCrunchでElefundの創業者兼マネージングパートナーとして紹介されたSerik Kaldykulov氏(2021年12月就任)などです。

主要なパートナースタジオの名前はTechCrunchの2本の記事には出てきません。

現在のAdmix(admixplay.com)

2026年11月時点で、admixplay.comは「Admix」の名前でモバイルゲームの広告ネットワークを運営しています。サイトの説明は次のとおりです(admixplay.com)。

  • 位置づけ: 「premium mobile gaming network」。カジュアル/ハイパーカジュアルのゲームが中心
  • 対象: ノンエンデミック(ゲーム業界以外)の広告主。ブランドセーフをうたう
  • 公称値: 1日あたりのゲーマー10億人超、180か国超。プレミアムアプリ数は同じページに2,000本超と1,000本超の両方の記載がある
  • 広告主向けの機能: Massive Scale、Precision Targeting、Premium Inventory
  • パブリッシャー向けの機能: Premium Demand、Programmatic(フィル率の最大化)、Contextual Relevance(10以上のパラメータで広告主とマッチング)
  • ジャンル: アクション、パズル、レーシング、ストラテジー、アドベンチャー、シミュレーション、カジュアル
Admix公式サイトのメインビジュアル(ネオン調のグリッド空間に浮かぶゲームコントローラー)
公式サイトのメインビジュアル(広告の表示例ではない)。出典: Admix(admixplay.com / © W Media Ltd)(

サイトの著作権表記はW Media Ltdで、旧Admixの運営法人WAM Group Ltdとは名前が異なります。両者の関係は公表資料で確認できていません。現行サイトにはIn-Playのような看板型広告の記述も広告フォーマットの説明もなく、広告主向け・パブリッシャー向け・問い合わせの各下層ページは、2026年11月4日の時点で404でした。

資金調達とここまでの歩み

Admixの調達履歴を古い順に並べると、看板型のゲーム内広告に投資家がどれだけ資金を投じ、その後どう変わったかが分かります。

時期

ラウンド

調達額

リード

主な参加者

2020年以前

シード等

210万ドル(Crunchbaseの集計をTechCrunchが引用した参考値)

確認できず

確認できず

2020年6月

シリーズA

700万ドル

Force Over Mass

Speedinvest、Sure Valley Ventures、Nigel Morris氏ほか

2020年9月

シリーズA追加

150万ドル

—

Nigel Morris氏、Marcus Segal氏ほか

2021年10月

シリーズB

2,500万ドル

Elefund、DIP Capital

Force Over Mass、Notion Capital、Speedinvest、Rocket Capital、Colopl Next、Sure Valley Ventures、Sidedoor Ventures、Kuvi Capital ほか

出典: TechCrunch(2020年6月17日)、TechCrunch(2021年10月26日)

Admixの資金調達の推移の図解(2020年以前210万ドル、2020年6月700万ドル、2020年9月150万ドル、2021年10月2,500万ドル)
TechCrunchの報道をもとに編集部作成

累計調達額はTechCrunchの報道で3,700万ドルとされています。上の表を足すと3,560万ドルで、差額の内訳は公表資料からは分かりません。

シリーズA以前(2019年まで)

シリーズAより前の調達は、TechCrunchがCrunchbaseの数字として210万ドルと紹介しています。ラウンドの内訳と、この時期の資金で何に取り組んでいたかは公表資料で確認できていません。登記では2018年2月、2018年12月、2019年6月に株式の割当があります。2018年10月には登記上の住所に「T/a Admix」の記載が現れており、この頃にはAdmixの名前で事業をしていたことが分かります。

シリーズA(2020年): 開発者200超・月500超の広告主

2020年6月のシリーズAは700万ドルで、英国のForce Over Massがリードしました。当時のAdmixは200超の開発者と連携し、毎月500超の広告主のキャンペーンを配信していたと報じられています。同年9月には元Zynga COOのMarcus Segal氏らが加わり、150万ドルを追加しました。ゲーム業界と広告業界の経営経験者が個人で加わったラウンドで、事業を広げる段階で経験者の知見を取り込もうとしていたと考えられます。

シリーズB(2021年): 拡大とメタバースへの備え

2021年10月のシリーズBは2,500万ドルで、シリーズA(700万ドル)の3倍を超える規模です。資金の用途にはIn-Playの拡大に加えて、メタバースなど新しいプラットフォームへの対応が挙げられていました。日本のColopl Nextが参加したのはこのラウンドです。Colopl Nextの出資額と、コロプラ側の公式発表は確認できていません。

TechCrunchの見出しにも「メタバース」が入っており、投資家はAdmixを、ゲーム内広告の会社であると同時にメタバースでの広告基盤の候補として評価したと考えられます。

メタバース転換の報道(2022年)

米GamesBeatは2022年6月とされる記事で、「Admix merges with Landvault to move into making metaverse experiences」(AdmixがLandvaultと合併し、メタバース体験の制作に移る)と報じました。本稿では報道本文を確認できておらず、記事の正確な日付、合併の条件、合併後の社名は分かっていません。登記では2022年7月5日に、株式割当と「purchase agreement(購入契約)」に関する決議が記録されていますが、合併との関係は登記からは読み取れません。

Admixの事業の変遷の図解(In-Play、Landvaultとの合併報道、admixplay.comのモバイルゲーム広告ネットワーク)
2022年の項目は報道ベース。TechCrunch、GamesBeat、admixplay.comをもとに編集部作成

2024年以降: 運営法人の変化

旧Admixの運営法人WAM Group Ltdでは、2024年8月に株式割当、支払能力声明と減資の決議、再度の株式割当が続きました。同じ2024年8月26日には、Lucas Stoops氏、Nigel Morris氏、Serik Kaldykulov氏、Katharine Spooner氏の投資家側の取締役4人がそろって退任しています。これらの手続きの目的と、Landvaultとの合併報道との関係は確認できていません。

2025年7月には強制抹消(compulsory strike-off)の公告が出て、同年8月に一度取り下げられました。2026年10月13日には再び第一次官報公告が出ています。2026年11月4日時点で登記上の状態は「Active」で、抹消は完了していません。確認書類(confirmation statement)は提出期限の2026年7月17日を過ぎています(Companies House 提出書類一覧)。

Admixは看板型ゲーム内広告で累計3,700万ドル(報道値)を集め、メタバースへの転換が報じられたあと、旧運営法人では強制抹消の手続きが進んでいます。金額が分かっているラウンドの中では2021年のシリーズBが最大で、その用途にはすでにメタバースが入っていました。投資家の関心がゲーム内広告からメタバースへ広がった時期に、事業の形も変わったと読むことができます。ただし、事業の変化を成功か失敗かで判断できる材料は公表されていません。

Admixの広告出稿事例

TechCrunchの2本の記事には、Admixに出稿したブランドの名前が載っています。ただし、施策の内容と効果指標(想起率、視認時間など)は、どの事例についても公表資料で確認できませんでした。

事例1: Calvin Klein、Schuh、Movember、Sky(2021年まで)

2021年のシリーズBの記事では、出稿ブランドとしてCalvin Klein、英国の靴小売Schuh、男性の健康啓発団体Movember、英国の放送・通信会社Skyが挙がっています(TechCrunch、2021年10月26日)。

ブランド

業種

実施内容

効果指標

Calvin Klein

ファッション

確認できず

確認できず

Schuh

靴小売(英国)

確認できず

確認できず

Movember

男性の健康啓発団体

確認できず

確認できず

Sky

放送・通信(英国)

確認できず

確認できず

ゲーム関連ではない業種が並んでいる点は、現行サイトが掲げる「ノンエンデミックの広告主向け」という方針とも重なります。

事例2: National Geographic、Uber、State Farm(2020年まで)

2020年のシリーズAの記事では、過去の広告主としてNational Geographic、Uber、State Farmが挙がっています(TechCrunch、2020年6月17日)。こちらも実施内容と効果指標は公表資料で確認できませんでした。

メディア、配車サービス、保険と業種はばらばらで、ゲームと関係のない商材の広告主がゲーム内の看板に出稿していたことが分かります。

スマートフォンを横向きに持ってモバイルゲームをプレイする様子
イメージ(写真: Unsplash)

事例3: 『Reality Clash』でのAR広告(2021年5月、報道ベース)

2021年5月、モバイルゲーム『Reality Clash』で、AR空間に広告を表示するIn-Playが提供されたとExchangeWireが報じています。本稿では報道本文を確認できておらず、出稿したブランド名と効果指標も分かっていません。

事例から読み取れること

効果の数値がない以上、これらの事例からAdmixの広告効果を評価することはできません。ブランド名から分かるのは、ゲームと関係のない業種のブランドが看板型のゲーム内広告を試していたという事実までです。日本で同様の施策を検討する場合は、事業者に想起率や視認率などの計測結果を直接求める必要があります。

Admixが看板型広告に注力した背景

RGBライトで光るゲーミングキーボードとモニター
イメージ(写真: Unsplash)

Huber氏は2020年のシリーズAの際、「世界では毎日15億人がゲームをプレイしている」と述べたうえで、「ゲームに広告を入れるという発想自体はもちろん新しくない。革新的なのは、私たちのソリューションのスケーラビリティだ」と説明しています(TechCrunch、2020年6月17日)。

AdmixはSDKと自動入札によって、多数のゲームの看板を1つの在庫として売れるようにしました。広告主の約90%がセルフサーブだったという数字は、代理店を介さない買い方が実際に使われていたことを示しています。

背景には、ウェブ広告と同じ買い方でゲームにも出稿したいという広告主の需要があったと考えられます。ゲームの看板を、ディスプレイ広告と同じように入札で買える枠にするという発想です。

もう1つの背景はプレイを中断させない広告への関心です。看板型は、記事やSNSの流れの中に表示するインフィード広告と、ユーザーの体験を止めないという点で考え方が近い形式です。2021年のシリーズBで用途にメタバースを入れたのは、ゲームの外にも3D空間が広がれば看板型の在庫も増えるという見通しがあったためと考えられます。

日本市場でAdmixは使えるか

大型の屋外広告が並ぶ東京・渋谷の交差点
国内の屋外広告(イメージ。写真: Unsplash)

現時点で、日本の広告主がAdmixを使って国内のゲームに広告を出せることを示す公表資料は見つかっていません。

確認できた日本との接点は、Colopl NextがシリーズBに参加したことだけです。日本法人、日本語サイト、日本のゲームタイトルの在庫、日本の広告主による出稿事例は、いずれも一次情報で確認できませんでした。現行のadmixplay.comは「180か国超」をうたっていますが、国別の在庫、日本語でのサポート、円建ての取引、日本の計測ベンダーとの連携については記載がありません。

日本の広告主が検討する場合の障壁は、事実ベースで次の3つです。

  1. 旧Admixの運営法人が強制抹消の手続き中で、提供主体が今後も続くかが見えにくい
  2. 現行サイトに出稿事例、計測パートナー、広告フォーマットの仕様が載っていない
  3. 日本語の窓口が確認できず、問い合わせページも404で表示されない

日本で同じ広告を実施する選択肢

ゲーム空間の看板に広告を出す手法そのものは、日本でも使えます。国内で実施する場合の選択肢の一つが、Ad-Virtua(アドバーチャ)です。看板型を含むゲーム内広告の全体像は、ゲーム内広告とはで解説しています。

Ad-Virtuaは国内のゲーム空間内の看板・モニターに動画広告を配信するアドネットワークです。公式サイトでは対応タイトルを400タイトル以上(カジュアル、RPG、パズル、アクションなど)、累計再生数を1,800万回(2025年4月時点)と案内しています。料金は1週間30万円からで、週100万再生が目安、枠は週2枠に限っています。

比較ポイント

Admix In-Play(2020〜2021年)

Admix(admixplay.com、2026年)

Ad-Virtua

広告の形式

ゲーム空間の看板・ポスター・3Dスペース

記載なし

ゲーム空間の看板・モニターに動画

対象タイトル

300本超(2021年、世界)

1,000本超または2,000本超(公称、世界)

400タイトル以上(国内)

買い方

プログラマティック入札、セルフサーブ

プログラマティック

週単位の枠販売(30万円〜/週)

日本語の窓口

確認できず

確認できず

あり

公開されている効果測定

確認できず

確認できず

公式事例でサイト流入・滞在時間の比較、来場者インタビュー

Ad-Virtuaの公式事例では、効果をサイトへの流入や滞在時間の比較、来場者へのインタビューで確かめています。第三者の計測ベンダーの名前は公式サイトで確認できませんでした。動画素材を流す方式なので、テレビCMやSNS向けに作った動画を流用したい企業に合います。動画の制作費や配信費の相場は動画広告の費用相場の記事で比べています。

こんな企業におすすめです。

  • 国内の若年層に向けて、テレビCMやSNS広告とは別の接点を探している
  • 手元にあるCM・SNS用の動画素材を再利用したい
  • 日本語でのやり取りと、配信後のレポートを求めている
  • 1週間単位で試し、結果を見てから継続を決めたい

おすすめしない企業もあります。

  • 世界の多数の国で同時に配信したい(Ad-Virtuaの対象は国内タイトル)
  • 自社の運用チームが自動入札で細かく買い付けたい
  • 第三者の計測ベンダーによる視認性の認証を出稿の条件にしている

国内のゲーム空間で看板・モニター広告を試したい場合は、Ad-Virtuaへのお問い合わせから相談できます。

広告主が取るべき判断

今動いてよいのは、国内の消費者向けに認知を広げたい商材を持ち、ゲーム空間の看板という接点を小さな予算で試したい企業です。週単位で始められる国内の事業者を使えば、効果を確かめてから予算を増やせます。

様子見でよいのは、海外市場向けのキャンペーンでAdmixの在庫を使いたい企業です。現行のadmixplay.comは広告フォーマットや計測方法、問い合わせ窓口が確認できないため、それらが公開されてから検討しても遅くないと考えられます。

海外のゲーム内広告事業者と取引する場合は、運営法人の登記状況、計測パートナー、過去の出稿事例と効果指標の3点を、契約の前に確かめることを勧めます。Admixの例のように、数年で事業の形や提供主体が変わることがあるためです。

関連する基礎知識

よくある質問

Admixの競合とされていた会社はどこですか

2021年のTechCrunchの記事では、Bidstack、Adverty、Anzu、Frameplayが競合として挙げられています。

英国企業の登記状況は日本からでも確認できますか

英国の会社登記所Companies Houseのウェブサイトで、取締役の就任・退任や提出書類の履歴を閲覧できます。本稿の旧Admixの情報もこのサイトの会社番号09610269のページで確認しました。海外の事業者と取引する前の確認に使えます。

「強制抹消の第一次官報公告」が出た会社は、すぐに消滅するのですか

公告が出た段階では、会社はまだ登記簿に残っています。旧Admixの運営法人は2025年に出た公告が一度取り下げられており、2026年10月に再び公告が出たあとも、11月4日時点の状態は「Active」です。

Colopl Nextが出資したことで、コロプラのゲームにAdmixの広告が出ていたのですか

出資の事実はTechCrunchで報じられていますが、コロプラのタイトルでIn-Playの広告が配信されたことを示す公表資料は見つかっていません。