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ゲーム内広告とは?:もうウザい広告にイライラしない!ゲームでの広告の新時代
皆さんは”ゲーム内広告”という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
多くの人は「ゲームの途中で強制的に見させられる動画」や「クリアしたばかりのステージで表示されるポップアップ」「ゲームの報酬を得るための動画」ではないでしょうか?そして同時に、”ウザい”という記憶が蘇ってきていることかと思います。
しかし、それらの広告は、本当の意味での ”ゲーム内広告(In-game ads)” ではないのです!!
それらはディスプレイ広告(アプリ内広告)と呼ばれ、代表例はバナー広告、インターステイシャル広告やリワード広告などがあげられます。
特に、ゲームプレイ中に進行を妨げる形で広告を視聴させるインターステイシャル広告やリワード広告が、世間一般に言われる、ウザい広告と呼ばれるものです。
こうした煩わしさなく、ゲームの中に自然に溶け込んだ広告として近年注目されているのが、ゲーム内広告です。
主に、サイネージ広告やコラボ型広告と呼ばれる広告手法は、プレイヤーが広告に対して不快感を感じることなく、ゲームの進行を邪魔せずに収益化が可能です。
今回は、ディスプレイ広告とゲーム内広告を比較しながら、ゲーム内広告の有用性をご紹介していきます。
ゲーム内広告とは?
ゲーム内広告とは、広義ではゲームの中でプレイヤーに広告を提供する仕組みのことです。
そうなると、ディスプレイ広告もゲーム内広告なのでは?と思う方もいるかもしれません。多くの他の文献では、ディスプレイ広告をゲーム内広告と定義するものもありますが、厳密には少し異なります。
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あくまで、”ゲームの中で”見ることのできる広告がインゲーム広告であり、ディスプレイ広告の代表例であるインターステイシャルやリワードは、ゲームプレイ中に画面が切り替わり(ポップアップとなり)、ゲームの”外”で広告を視聴することになります。
ゲームをプレイしている最中に、ゲーム内で体験できる広告を”ゲーム内広告”と呼び、ゲーム内の背景に溶け込んでいる看板型の広告を”サイネージ広告”、アイテムなどに自社製品やロゴを使用したタイアップ広告を”コラボ型広告”と定義されています。
ディスプレイ広告 VS ゲーム内広告(それぞれのメリデメ)
ユーザーからは嫌われがちなディスプレイ広告ですが、広告主・ゲーム開発者視点ではメリットも多く存在します。
広告手法としては確立されているため、ユーザー視点においても視覚的な良さはあるものの、すでに負債も多く積みあがっているような状態です。
一方で、サイネージ広告やコラボ型広告は、ゲームユーザーと広告主・ゲーム開発者が互いにメリットを享受でき、非常に魅力的な広告手法となる可能性を秘めています。
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みなさんも一度は、ゲームの途中で強制的に視聴させられる広告にウザさを感じ、広告中は他のことをしたり、画面を見ないなどの創意工夫をした経験があるのではないでしょうか。
ゲーム内広告は自然と広告が視聴されるため、ユーザーに嫌われることなく、認知拡大に効果をもたらします。
ゲーム内広告(サイネージ広告・コラボ型広告)の活用事例
サイネージ広告とコラボ型広告は、日本のゲーム業界でも近年注目されており、有名なゲームでも採用されています。
【サイネージ広告】
『グランツーリスモ』シリーズ(Sony Interactive Entertainment)
『グランツーリスモ』は、リアルなドライビングシミュレーターとして知られるゲームです。このシリーズでは、実際の車両メーカーやガソリンスタンド、タイヤブランドなどのサイネージ広告が登場しています。これにより、プレイヤーはリアルなレース体験をしながら、企業のブランドに触れることができます。
【コラボ型広告】
『龍が如く』シリーズ(セガ)
『龍が如く』シリーズでは、実際のブランドや製品がゲーム内に登場します。例えば、ゲームの舞台である架空の街「神室町」には、現実の店舗や商品がしばしば登場します。これにより、プレイヤーはゲームの中で実際の製品やブランドを目にし、リアルな都市環境の中で没入感を高めつつ、企業の宣伝効果を得ることができます。
しかしながら、上記のような著名タイトル(大手ゲーム会社)とコラボするのは非常に難しいのが現状です。そもそもの出稿の機会の少なさや実際のコラボまでの金銭的・時間的コストは低くありません。
インディーゲームでゲーム内広告を活用しよう
そこで注目すべきは、低コストで実現できるインディーゲームを活用したゲーム内広告です。
Ad-Virtuaでは、大型予算の有名タイトルだけでなく、インディーゲームを活用して、リーズナブルにゲーム内広告を出稿することが可能です。動画を入稿するだけで複数のゲームに自動配信するサイネージ広告用のプラットフォームや、自由度高くカスタマイズできるゲームコラボを提供しています。
【サイネージ広告】
インディーゲームへの広告出稿プラットフォームの提供
Ad-virtuaでは、200を超えるインディーゲームに対して、一括で広告動画を配信することのできるプラットフォームを提供しています。広告主さまは、プラットフォーム上で動画をアップロードするだけで、設定された条件に応じて広告を配信することが可能です。もちろん、ゲームタイトルごとの性別や年齢層などのターゲティングを設定でき、最小限の手間とコストで効率的に認知拡大を実現します。

【コラボ型広告】
ボートレース多摩川のインディーゲームコラボ
Ad-virtuaは、株式会社中日アド企画(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:磯部 真)と共同で企画を行い、ボートレース多摩川で実施されるSG第51回ボートレースオールスターの開催を周知するためのオリジナルキャンペーンを実施しました。
本企画では、人気インディーゲーム2タイトルをジャックし、10日間限定で、ボートレース多摩川をイメージしたゲームデザイン・仕様に一新されたコラボゲームを展開しました。
【人気インディーゲーム×ボートレース多摩川】タイアップキャンペーン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000068616.html

(出典:PR Times)
結論
ディスプレイ広告のような強制的な広告形式は、プレイヤーにとって煩わしいことが多いですが、サイネージ広告やコラボ型広告は、ゲーム内で自然に広告を展開できるため、今後の収益化手段として非常に有効です。これらの広告形式は、プレイヤーの体験を損なうことなくブランドの認知度を高めることができ、広告主にとっても効果的なアプローチとして、活用されていくことでしょう。
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WRITTEN BY
水野 征太朗
アドバーチャ株式会社代表取締役CEO | 学生時代からインディーズゲーム開発者として、複数のゲームを開発・リリース。名古屋大学経済学部を卒業後、アビームコンサルティング株式会社にて、メタバース/XR/センサーなど先端技術を用いたソリューションの提案・開発に従事。その後、アマゾンジャパン合同会社にてデータ分析・ツール開発・プロセス改善等を経験。2022年にアドバーチャ株式会社を創業。